三木組には人が
成長できる環境がある。
それがいちばんの魅力。
設計志望から施工の現場へ
もともとインテリアに興味があって、そこから建築を志しました。最初は設計志望だったのですが、三木組に入社して工事部に配属となり、以来ずっと施工現場を担当しています。大勢の職人さんとコミュニケーションをとりながら、ひとつの建物を作り上げていくプロセスには苦労もありますが、その分やりがいも大きくて、今では設計より施工のほうが自分に向いていると感じています。
三木組の施工管理の特徴は、常に所長と係員の二人で現場を担当することです。私はその係員を8年間務めた後、3年前に所長になりました。他社なら一人で済ませる現場でも、二人体制をとることでよりよい作業環境を提供でき、結果よい建物が生まれる。そして、その過程で係員も成長できる、すばらしい仕組みだと感じています。
上司や先輩たちに恵まれて
就職の際に三木組を考えた理由は、まず創業百年という歴史ですね。また大手企業との取引が多いことや、マンションだけでなくオフィスや公共施設、介護施設、工場などさまざまな用途の建物を手がける技術があることも、三木組の強みだと思いました。
入社して感じたのは、ここには「嫌な人がいない」ということです。先輩たちは、様々な建築に関わる膨大な知識と技術を持っていますが、それを出し惜しみする人はいません。誰に聞いても気持ちよくアドバイスをもらえます。
もちろん、辛いと感じる時期もありました。入社3年目くらいのとき、係員として担当した現場の上司がものすごく厳しかったんです。仕事だけでなく、挨拶、返事、話し方など社会人としての基礎を叩き込まれました。振り返れば、父親くらいの歳のその上司が今の自分を育ててくれたと思っています。
現場責任者としての重圧とやりがいと
3年前に所長になったときは、嬉しさよりも不安の方が大きかったですね。多いときには50人もの職人さんが働き、ひとつ間違えば死亡事故の可能性もあるのが建設現場です。それを自分が責任者として統括していくわけですから。その責任感で押しつぶされそうになったときも、支えてくれたのはやはり、聞けばなんでも教えてくれる先輩たちでした。
何もない敷地のうえに、多くの人と協力してひとつのものを作り上げていく喜び。完成した建物を目にしたときの達成感は、経験して初めてわかるものです。現在、所長としては2件目となるマンションを担当していますが、将来的には、店舗やオフィスなど他の用途の建物にも携わって経験を積んでいきたい。そうして蓄えた知識と技術を、後輩たちにしっかり伝えていきたいと思っています。